忙しい季節ですが・・あなたの「心」の調子はいかがですか。心も不調になることがあります。
心身共に健康に過ごせるように、心の不調のサインと対処法をご紹介します。
新年あけたらもう年度末。年度末から新しい年度に向けて、この時期は仕事でも家庭でもいろいろな変化によりあわただしくなりがちですね。お子さんの卒業や入学などを控えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お仕事でも、業務内容や人間関係に変化が出始める時期ですね。
風邪をひいたり怪我をしたりするのと同じように、心も調子が悪くなることがあります。
心の不調もしっかり対策をとらないと、気付かぬうちに悪化して、病気になることもあります。
そこで、「心の不調」のサインに早めに気づくことが重要です。
このようなサインに気づいたら、早めに対処をしましょう。
そこでいくつか方法をご紹介します!
◆対処法◆
しっかり眠れていますか。心落ち着く時間はありますか。
寝付きが悪かったり夜中に何度も起きてしまったりして睡眠が不足すると、疲れも取れず心も落ち込みがちになります。多くの方は、睡眠がうまく取れないところから心の不調が始まるほど、睡眠はとても大切です。
睡眠時間を確保することと同様に、一日の中でリラックスタイムを設けることも重要です。ゆっくりお風呂に浸かったり、好きな香りのお茶を淹れたり、音楽を聞いたり、ぼーっとしたり等、自分の気持ちが落ち着く時間を持つことで、仕事とプライベートのオンとオフの切り替えもうまくなります。
忙しさに追われて、仕事と食事と睡眠で1日が終わってしまうような日もあるかと思いますが、少しでも「自分の好きなことをする時間」を持つと、いっそうオンとオフのメリハリがつけられます。
少し早く帰れた日には、得意な料理を作って食べたり、一駅手前から歩いて好物をお土産に買って帰ったり、おもいきって掃除をしてみたりするのも良いですね。
休日はショッピングや友人とおしゃべりをしたり、おいしいものを食べに行ったり、ゴルフや散歩など、出歩くこともお勧めです。
何気ないことでも、疲れていたり落ち込んでいたりすると、ネガティブな考えが繰り返し浮かんでくるようなことがありますよね。
例えば、仕事で失敗したときに、
「自分は何でこんなにできないのだろう」
「この仕事向いていないのかな」
という考えが浮かんでくることもあるでしょう。
ネガティブな思考が浮かぶのは止められないことですが、その思考が繰り返し浮かんできてとらわれてしまわないことが重要です。
ネガティブな思考が繰り返し浮かんでいることに気づいたら、意識的に「一度その場から離れる」ことが有効です。具体的にはトイレに手を洗いに行ってみたり、お茶を買いに行ってみたり、外に深呼吸をしに行ってみましょう。環境を変えることで、考えが止まりやすく、気分転換になります。
それでも苦しい時間が続くときは・・・
1人で対処できない場合は、信頼している人が近くにいれば、グチでも何でも口に出し、話を聞いてもらうことで頭の中が整理され、すっきりすることもあります。
しかし周りの人には話しにくい場合や、専門的なアドバイスが欲しい場合は心療内科や精神科に受診をする方法もあります。医療機関の受診には抵抗がある方もいらっしゃいますが、今は病院も増え、気軽に受診できるようになっています。
専門家と話をすることで、考え方や感じ方に変化が出て、気持ちが楽になることもありますよ。相談相手が増えることも、今後の強みになりますね。
(医療機関は予約制の場合が多いので、受診前に問い合わせることをお勧めします。)