歯と口の健康週間:6月4日~10日
「健康も 楽しい食事も いい歯から」(平成28年度標語)
みなさん、最近いつ歯医者さんに行きましたか?
多くの人が言葉は聞いたことのある「歯周病」、いったいどんな病気かご存知ですか?
この「歯周病」、とっても恐ろしいのです!
歯周病とは・・・
歯周病は、細菌の感染によって、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。
<歯を失う二大原因は、「むし歯」と「歯周病」>
歯磨きが十分でないときなどに歯の周りに着く汚れ(プラーク)に含まれる細菌が、歯と歯ぐきのすきま(歯周ポケット)から侵入し、歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨を溶かしてしまいます。
痛みが出ないことの方が多く、気づかないうちに進行し、歯が自然に抜け落ちるほど重症になってしまうことがあります。
<全身への悪影響>
細菌や病原体は血管内にも入り込んで全身を駆け巡り、血管にプラークができたり、血糖値に悪影響を及ぼしたります。その他、心疾患や糖尿病、誤嚥性肺炎、骨粗しょう症、早産、低体重児出産など、全身の多くの疾患に影響を及ぼし、その発症や進行のリスクになるのです!
次の症状は、歯周病に罹患している可能性があるので、歯科医院で診てもらいましょう!
歯周病を予防するには・・・
①正しくお手入れ(セルフケア)
歯ブラシだけでなく歯間部清掃用器具(デンタル・フロス、歯間ブラシ等)を使いましょう。歯ブラシでは汚れが落ちない歯と歯の間から歯肉の炎症が生じることが多いのです。
→セルフケアでできることなど、詳しくは日本歯科医師会テーマパーク8020へ
②歯医者さんでお手入れ(プロの力でお口すっきり♪)
歯の汚れをセルフケアだけで落とすのは困難です。定期的に歯科医院に通い、歯石の除去や歯面清掃、予防をしてもらいましょう。
③生活習慣の改善
特に、喫煙者は歯周病に3~8倍かかりやすいといわれています。また、健康状態が悪く、免疫力が落ちていると、細菌による悪影響を受けやすくなります。
今や、歯科医院はコンビニよりも多いと言われています。
まずは歯周疾患健診を受けてみてはいかがでしょうか?
ぜひかかりつけ歯科医院を決め、正しくお手入れし、健口で健康な生活を送りましょう♪