風邪に抗菌薬（抗生物質）が効かないって本当？
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風邪の原因はウイルス！
風邪は、誰にとっても身近な病気です。 そして、その原因は、「ウイルス」です。
「ウイルス」は、細菌と違って、自身の力で増殖することはできません。人間など他の生物の細胞に入り込み、その機能を利用することで増殖することができます。風邪の辛い症状は、あなたの体がウイルスと戦っているサインです。医師が処方した薬は、風邪の辛い症状を和らげるためのものであり、風邪を治すのはあなた自身の免疫の力なのです。
抗生物質は風邪に効かない！
抗生物質は“細菌”を狙って作られています。ウイルスには、細菌のような“攻撃できる構造”がないため、抗生物質が作用しません。
処方された薬は、医師の指示通り服用しよう
一方で、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎など細菌による感染症の場合は、抗生物質が処方されます。抗生物質は、処方された量、回数、期間できちんと飲まないと、細菌感染症が治らないばかりか、抗生物質の効かない細菌が生まれてしまうことがあります。
風邪の治療は休むこと
医師が症状を和らげる薬を処方するのは、患者の苦痛を和らげ、体を休めるようにすることが目的です。個人差はありますが、軽快するまでに数日から2週間ぐらいかかると言われており、その間「しっかり休んで自身の免疫で治るのを待つ」ことが大切です。
感染症にならないために、今すぐできることがあります。手洗い・マスク・ワクチン。そして、３つの密（密閉・密集・密接）を避けること。予防できる感染症は、予防するのが一番です！
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