「喫煙しません」

「喫煙しません」

保健師コラム(2021年度第2回)

保健師がお勧めする「7つの健康習慣」

  1. 良質な睡眠をとります
  2. 喫煙しません
  3. 週2日以上、軽く汗をかく運動をします
  4. 週1回以上の休肝日をとります
  5. 持病の服薬・定期受診を継続します
  6. 朝食をとります
  7. 食事はよく噛み、腹八分目にします
今回は、「喫煙しません」です。

皆さんの健康を心配する保健師としては、より多くの方に【喫煙しません】派になっていただきたいです。
2020年健保の喫煙状況アンケートでは、たばこを吸う方のなんと!3割の方が「禁煙に関心あり」、1割の方が「禁煙を考えている」と答えています。
そんなにたくさんの方が「たばこをやめたい」と思っているのに、どうして禁煙にふみ出すのは難しいのでしょうか。

保健師です

なかなか禁煙できない理由は、たばこに含まれるニコチンには麻薬と同じように依存性があるからです。

肺から吸収されたニコチンは数秒で脳に届き、神経を刺激して快感に似た感覚を覚えます。この状態で神経が一度バランスを取ってしまうと、今度はニコチンが切れてくる度にバランスが乱れ、吸いたくなるのです。
禁煙できないのは、けっしてあなたの意志が弱いからではありません。

「たばこをやめたい」と思ったら、健保組合の卒煙プログラムを是非、利用してみてください。 

<2021年度AB健康会議 健康セミナー資料抜粋> 健保組合の卒煙プログラム ➡
https://autobacs-kenpo.jp/news/2021nosmoke/

【喫煙しません】派の方にお願い★禁煙を始めた人を応援しよう!!

あなたのまわりに禁煙を始めた人がいたら、是非、応援してあげてください。特に、過去に喫煙していた方は、やめる時の苦しみもご存じのことでしょう。また禁煙を挑戦する方にとって、最も強力なサポーターはご家族です。たばこを吸いたくならないように環境を整備する、気分転換ができるよう声をかけ、孤独にならないようにする、禁煙継続の秘訣は「自信を持つこと」、上手にほめて禁煙のやる気を育てるなど、サポートしてあげてくださいね。

家族の応援!

▼もっと詳しく知りたい方はこちら▼
●ニコチン依存症 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/tobacco/yt-052.html
●禁煙を開始する方のご家族へ – 上手なサポートを教えます https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-06-004.html

次回は、「週2日以上、軽く汗をかく運動をします」です。